「チョン・グァンリョル」の検索結果

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第55話
朱蒙 第55話 プヨの監獄に捕らわれたチュモンたちは、しばらく様子を見てから脱出計画を実行へ移すことを決める。その頃、ヨンチェリョンはケルの本営に戻ったソソノたち一行を叱責し、実兄であるヨンタバルを監禁するという暴挙に出る。行動の自由を奪われたソソノだったが、サヨンに新しい国の宮殿建設を続行するように指示する。 プヨ宮殿では、チュモンを漢に引き渡せば漢にいい印象を与えられると思い付いたヨンポが家臣たちに根回しをするが、そのことでクムワを激怒させてしまう。一方、プドゥクプルは拉致したヨミウルにチュモンを説得しタムル軍を解散させるようよう告げるが、話を聞き入れないヨミウルを殺害する。そして、プヨのためにチュモンの命も奪おうとするが、クムワはチュモンを逃がし、テソを東門(トンムン)国境警備隊の総官に任じる。 ポンゲ山のタムル軍の砦に戻ったチュモンは、モパルモやソリョンたちにヨミウルの死を伝える。チュモンは父ヘモスとヨミウルの遺志を必ず継ぐと誓い、新しい国の建設にまい進し漢とプヨの支配下にある国や部族を統合していく。
第62話
朱蒙 第62話 チュモンは単身ソンヤンの陣営へと乗り込み、ピリュとタムル軍で力を合わせて統一チョルボンを建国しようと説得する。チュモンの率直さと熱情に打たれたソンヤンは、チュモンの傘下に入ることを決意し、戦いで血を流すことなく統一チョルボンが誕生する。 この知らせを聞いたプヨ宮殿には動揺が広がり、驚いたクムワはチュモンの存在を認めるよう訴えるユファに、プヨは狙われるだろうと話す。チュモンはタムル軍とチョルボンが同士となり強大な新しい国を作り上げることを宣言し、ヨンタバルとソソノは莫大な財産を費やして建設した新しい国の宮殿へチュモンたちを案内する。 ヤンソルランは漢から援助を得ることをテソに提案し、プヨ宮殿を訪れたヤンジョンは、プヨと漢が手を結んでチョルボンに対抗する以外にプヨが生き延びる道はないとクムワに迫る。一方、テソからチュモンの暗殺を命ぜられたプブンノはケルへ向かい、流民を装って本営に入り込み、武芸の腕を認められ本営守備隊の副将に任命される。
第66話
朱蒙 第66話 チュモンは天地の神にチョルボンの加護を願って祭儀を行い、その場に倒れてしまう。願いが通じたのか雨はやむが、チュモンの容態は回復しない。一方、クムワはテソとヨンポに命じてチョルボン国境での戦を開始し、テソは国境を守る部隊や村人たちを皆殺しにする。民の間だけでなく君長たちの間にも動揺が広がり、チョルボンは瓦解の危機に直面する。 何とか回復するものの弱気になっていたチュモンは、敵陣営に忍び込んでテソの首をはねてくると申し出たオイたちの忠誠心に胸を打たれ、気力を取り戻す。そんななか、プヨと漢の連合軍に追われていたサヨンたち一行を救い出したチュモンは、ソソノがオグム山にいることを知らされる。無事にソソノを迎え入れ、ソソノが持って帰った穀物と薬材が配給されると、民の間に安堵が広がりチョルボンは急速に安定を取り戻す。 クムワは封鎖措置が失敗してチョルボンが力を取り戻したことを知り、チュモンが穀物を得る間おまえは何をしていたのかとテソを責める。一方、チョルボンのチュモンと君長たちの絆はいっそう深まり、漢に負けない強い国の建設にまい進することを誓う。
第72話
朱蒙 第72話 チュモンはヒョント郡を倒して勝利を収め、敗戦に動揺したテソは神殿に乱入し、ユファの位牌を焼いてしまえとマウリョンに命ずる。そこへ現れたクムワはテソを厳しく詰るが、興奮したため吐血してしまう。 チュモンは捕らえた漢の貴族と流民の交換を漢に持ちかけることを決め、交渉役としてヨンタバルが長安に赴き流民たちは無事に解放される。流民の中にいた古朝鮮の文字を研究していた老学者は、チュモンに神器のひとつである青銅鏡の隠し場所を教え、三つの神器がすべてそろい、いよいよ高句麗(コグリョ)建国のときが迫っていた。しかし、当然チュモンが高句麗の王になると考えているタムル軍と、ソソノが王になるべきだと考えるケル一派の間に、内部分裂の兆しが芽生えつつあった。 一方、ヤンジョンが亡くなり後ろ盾を失ったヤンソルランを、チュモンは無条件でプヨへ送り返してやる。ヤンソルランはクムワが重病で床についていることを聞き、テソの即位を早めるため、クムワに毒を盛ることを決意する。
第75話
朱蒙 第75話 ユリが闇取引を手伝っていた商団のチャンが逮捕され、累が及ぶことを恐れたユリは母イェソヤを連れて逃亡する。イェソヤの生存を知らされたチュモンはオイたちに命じて捜索させるが、すでにふたりが逃げたあとだった。沈んだ様子のチュモンを案じたソソノはそれとなくヒョッポに探りを入れるが、ヒョッポは事実を伝えられずに言葉を濁す。 遼東城のファン太守はテソに、漢とプヨの同盟軍で高句麗(コグリョ)を撃退しようと持ちかけるが、プヨの誇りにこだわるテソはこれを拒否する。それを聞いたクムワはようやくテソを認めて王位を譲ることを発表し、報せを聞いた王妃とヤンソルランは喜びに湧く。 テソの即位でプヨとの現状維持関係が変わることを恐れた高句麗の家臣たちは、今のうちにプヨを叩こうとチュモンに進言する。しかし、チュモンはテソの即位式に参加して会談の席を設け、高句麗とプヨの同盟を模索すると言い、家臣の反対を押し切ってプヨへ向かう。その頃、ちょうど母イェソヤとともにプヨへ逃げてきていたユリは、実の父であるとも知らず、馬上のチュモンの勇姿を見つめていた。
第77話
朱蒙 第77話 チュモンたちはチョンム山で刺客に襲われ、ピリュは危うく殺されかけるが、ユリの助勢で命を救われる。刺客を差し向けたのは高句麗(コグリョ)とプヨの同盟を阻止しようとする漢であることを見抜いたチュモンは、プヨへ戻りテソに真相を究明するよう圧力をかける。テソは高句麗と漢のどちらと同盟するかで迷っていたが、高句麗と同盟することを選ぶ。 プヨとの同盟が決定し高句麗に戻ったチュモンは、遼東郡討伐の準備を進める。同盟の知らせはすぐに遼東城に届き、ファン太守はヨンポとテマジンを幽閉する。一方、クムワは宮殿を出て民と触れ合いながら余生を過ごすことを決める。宮殿を去る前に太后(王妃)のもとを訪ねたクムワは、太后の涙ながらの告白を聞き、許しを請う。そしてチョンム山に赴き、ユファをしのぶ。 ユリはついにプヨ宮殿のユファの寝所の下から折れた剣を見つけ出し、イェソヤから自分の父が高句麗の王チュモンだと聞かされる。折れた剣を証拠に高句麗宮殿を訪ねたユリは、チュモンに謁見を求め、自分がユリであることを明かす。
第78話
朱蒙 第78話 チュモンとユリはついに親子の対面を果たし、ユリのチュモンに対するわだかまりは一気に解消とまではいかなかったが、チュモンたちはイェソヤを迎えにプヨへ出発する。一方、遼東城を訪れたプドゥクプルは、ファン太守にプヨの協力が必要なら武器と穀物の支援をするよう要請する。さらに、刑務所に監禁されているヨンポに対しては、救出する代わりに全財産をプヨへ献上することを約束させる。 チュモンは山中で護衛兵から逃れるために身を隠していたイェソヤを発見し、衰弱して意識を失ったイェソヤを高句麗宮殿へ運ぶ。ソソノはイェソヤとユリの出現に激しく動揺するが、天が与えた運命を受け入れる決意を固め、ピリュとオンジョにはふたりを温かく迎えるよう諭し、チュモンにはイェソヤが回復した暁には王妃の座を譲り渡す旨を告げる。 宮中の生活にすんなりと馴染むことができないユリは、モパルモに頼んで鉄器工場で働き始め、夜も鍛冶職人の宿舎で寝泊りするようになる。そんなある晩、ファン太守が送り込んだ遼東の密偵たちが、武器の生産を妨害すべく宿舎に放火する。
最終話
朱蒙 最終話 いよいよ高句麗と遼東郡との戦いが始まり、チュモンは巧みな情報操作によりファン太守を油断させ、その隙に敵の要地であるコヒョン城を攻め落とす。ファン太守は急きょ遼東平原に全軍を前進配置し、前面戦争の火ぶたは切って落とされた。途中、ムゴルが無念の死を遂げるものの、長安より援軍を得た遼東軍相手に高句麗とプヨの連合軍は終始優勢を保ち圧勝し、ついに遼東郡一掃の悲願が果たされる。 ソソノはいずれ起こるであろう王位を巡る内紛を憂慮し、ピリュとオンジョとともにチョルボン勢力を率いて南方へ下る決断をする。必死に引き止める周囲に対して、ソソノは、新たな国を興し、古朝鮮の領土をさらに広げると宣言する。チュモンも最後はソソノの決断を尊重しようと決める。惜別の朝、モパルモは自分も王妃様とともに参るとソソノの前に進み出る。それはチュモンがソソノに捧げた最大級の餞別だった。溢れる感謝を胸に旅立つソソノを、チュモンは万感の思いを込めて見送る。 千年万年続く漢との戦いはまだまだ道半ば。馬上の勇ましき姿とともに、高句麗建国王チュモンの一代記は幕を閉じる。
第7話
朱蒙 第7話 チュモンを思うクムワはテソを世継ぎの皇太子に指名する決断を避け、それを苦々しく思う王妃たちはチュモンの元へ刺客を派遣する。危うく殺されかけたチュモンはクムワがひそかに付けた護衛に救われ、瀕死のけがで倒れていたところをマリたちに救われる。プヨンの介抱で回復したチュモンは、密売商人トチの手下として働き始める。 ヨンタバルはヨミウルの取りなしでクムワに謁見し、周遊で集めた諸国の貴重な情報と引き換えに、プヨと漢の交易を一手に任せるという約束を取りつける。一方、ヨンタバルとともに宮殿に訪れたソソノは、錬武場に迷い込み、鍛錬を邪魔されて怒ったテソと闘う羽目になってしまう。テソは美しく気丈なソソノにすっかり心を奪われ、縁談を勧める王妃の言葉を退ける。 その後、ソソノはトチの密売に打撃を与えて塩の交易権を奪うため、ウテらとともに夜間トチの一団を奇襲するが、チュモンがトチ側で戦っているのを見て驚く。商売を邪魔されて激怒したトチはマリたち3人組を高報酬で釣り、ソソノを拉致せよと命令する。拉致に成功したトチは、取引交渉に訪れたサヨンに「ヨンタバル自身がきて土下座しろ」と言い放つ。人質がソソノであることを知ったチュモンは、トチを裏切ってこっそりソソノの縄を解き、逃げろと告げる。
第32話
朱蒙 第32話 チュモンはソソノたちを救い出し、無事にプヨ宮殿へ戻った。ソソノの救出を王妃やヨンポたちに反対されたテソは、王妃にその理由を尋ねると、王妃は「ソソノはお前を滅ぼす女だ」と言い放つ。その後、チュモンはテソがヒョント城の太守ヤンジョンと内通していたことを暴き、テソに「今までのことは罪に問わないが、今度このようなことをしたら、プヨの王子ではなく内通者として兄上を処罰する」と釘を刺す。 チュモンたちの任務が成功し、ナンナン軍からの補給が絶たれたヤンジョンたちの軍は、長期戦に持ち込まれては不利なため、プヨ軍を挑発する。しかし、チュモンは挑発には乗らないよう忠告し、まずは守りを固め、時機を見計らって敵を倒すべきだと述べる。 その後、プヨ陣営のチュモンの元に、漢が支配するリョウトウ軍がセイナンイ軍に勝利を収めたという一報が入った。リョウトウ軍が援軍に駆けつけるとプヨ軍は圧倒的に不利になってしまうため、チュモンは何とかして短期決戦で勝利を得る方法はないかと考える。そして思いついたのが、昔ヘモス率いるタムル軍も使用していたという、ソタンという名の消し炭を使った作戦だった。サヨンは凧を使った作戦を提案し、チュモン率いるプヨ軍は奇襲攻撃を敵陣に仕掛ける。
第35話
朱蒙 第35話 クムワの看病をしていたユファは自室に軟禁され、他人との接触を禁止されてしまう。オイたちはクムワに代わって国政を担うテソの暴挙を見て歯噛みするが、今は耐えるしかなかった。一方、意識が戻らないクムワをプヨ宮殿にやってきたヨミウルが治療するが、まだ予断を許さない重体であった。 テソは5日以内に漢の鋼鉄剣よりも優れた剣を作らなければ殺すとモパルモを脅し、それを知ったオイたちはソソノの助けを借りてモパルモを助け出し、ケルへと逃がす。さらにテソはヤンジョンの娘ヤンソルランを妻に迎え、ソソノには側室になれと迫る。ソソノは側室にならなければ父ヨンタバルの商団とケルに多大な圧力をかけると脅され、ヨンタバルの下で護衛を務めるウテとの結婚を選択する。 その後、テソとヤンソルランの婚礼が行われ、恩赦の一環としてユファは軟禁を解かれる。ユファがさっそくクムワに会いに行くと、ユファの必死の呼びかけに応えてクムワが目を覚ます。その頃、霊感に恵まれている巫女ピョリハは、消えた三足烏がよみがえったことをヨミウルに告げていた。
第52話
朱蒙 第52話 プヨの空で突然の日食が起こり、古い国が消えて新たな国が建つ兆しだとヨミウルに告げられたチュモンは、タムル軍や流民たちを励まし安心させる。しかし、プヨ宮殿はパニックとなり、市中の民も不吉な前触れだと騒ぎ出したため、プヨは大混乱に陥る。その惨状を見たクムワはフクチの進言を思い出し、テソからの権力奪還を真剣に考え始める。 一方、卒本(チョルボン)ではソソノとチュモンの接触を知ったソンヤンが激怒し、ウテを投獄する。ヨンタバルは嘆き悲しむウテの父ケピルに、今は我慢しろと諭す。タムル軍の砦ではムゴルを弟分にしたオイが帰還し、漢の圧力を受けたテソが再びプヨ軍を率いてポンゲ山へ攻め込みそうだとチュモンに報告する。 日食は吉兆だというマウリョンのうそを信じて一度は機嫌を直したテソだったが、町ではテソの非道こそ災いの原因という噂が広まっていることを知る。激怒したテソは噂している市民を捕らえてプヨ宮殿に連行し、錯乱状態で次々に市民を斬り殺す。あまりのことに耐えかねたフクチはプドゥクプルにも謀反を進言し、さすがのプドゥクプルも考えを改め、クムワに会って復権に協力すると申し出る。決意を固めたクムワはテソを追い落とす計画をチュモンに知らせるため、フクチを使者としてポンゲ山に送り込む。
第53話
朱蒙 第53話 ポンゲ山のタムル軍の砦へやってきたクムワの家臣フクチは、サチュルトを制圧しに行くことをチュモンに告げる。チュモンはヤンジョンが漢軍をプヨに送った場合は、タムル軍が漢軍を食い止めると約束する。しかし、ヨミウルはクムワの復権がいずれチュモンの障害になるかもしれないと心配する。一方、プヨ宮殿ではプドゥクプルの支持を得たクムワの謀反が成功し、王妃とテソは軟禁され、謀反を知らされたヨンポは慌てて宮殿の外へ逃れる。 クムワが王に復権した知らせは、ポンゲ山のタムル軍のもとにも、ケルのソソノたちのもとにも伝えられる。ソソノはさっそくクムワに会いにプヨへ行くことを決める。ヨンチェリョンとヤンタクはソンヤンの招集した君長会合へと出かけようとするが、ヨンチェリョンの息子チャンスは強引な母のやり方に辟易し、ソソノと行動をともにすることを宣言する。 クムワはプドゥクプルの反対にもかかわらず、チュモンをプヨに呼び戻そうとする。プヨへと戻ろうとするチュモンに、ヨミウルは「大将はもうプヨの王子ではなく、新しい国の王となられる方です」といさめ、クムワと袂を分かつことを勧める。プヨ宮殿を訪れたチュモンは、ユファとイェソヤに再会する。
第57話
朱蒙 第57話 ヤンジョンはテソをヒョント城へ呼び、漢の皇室がプヨにいつ攻撃を仕掛けてもおかしくないため、今のうちに漢側に寝返るよう説得するが、テソはプヨの王子としての誇りと愛国心で決然と断る。その後、ナロからチュモンがヒョントへきていることを知らされたテソは、多数の兵を率いて宿を襲撃するが、チュモンとオイは攻撃をかわし次なる偵察地プヨへ向かう。チュモンは、クムワが日照り続きによる悲惨な現状を打破するため、神通力に優れた巫女ピグムソンへ会うために旅立つ姿を目撃する。イェソヤとユリをポンゲ山へ送ってくれるという約束は未だ果たされぬままだが、チュモンはただ待つしかないと思う。 始祖山を訪れたクムワは、ピグムソンから「天命を持って生まれた勇者が新たな国を建て、その子孫が失われた古朝鮮の領土を取り返し、プヨは次第に衰退しやがては滅亡するだろう」という不吉な予言を聞かされる。プヨを滅ぼす者はチュモンに違いないと確信したクムワは、チュモンとタムル軍に対する警戒心を抱いてプヨへ戻り、許しを請うために宮殿を訪れたテソの「プヨを守るために身を捧げる機会を与えてほしい」との言葉を受け入れる。一方、ユファに対してはイェソヤとユリを人質にとして宮殿に留め置く旨を婉曲的に告げ、ユファは人が変わってしまったクムワに愕然とする。
第60話
朱蒙 第60話 チュモンは負傷したソソノをソンヤン陣営から救い出し、サヨンに託してケルへと帰らせる。そして、ソンヤン陣営へ向かう漢の援軍に奇襲をかけたチュモンは、消炭と煙霧炭を使った見事な待ち伏せ攻撃で敵を全滅させる。チュモン率いるタムル軍とケルが手を結んだという知らせは、クムワやテソはもちろん、プヨの臣下たちに大きな衝撃を与える。 一方、テソはチュモンたちが留守の間、タムル軍の砦ポンゲ山を攻め、年寄りや子どももプヨの敵だとして皆殺しにする。その報せを受けたチュモンは、流民たちの死を無駄にしないよう一刻も早く国を建てる決意をする。クムワはタムル軍とケルを討つことを決めるが、クムワの家臣は財政難を理由に開戦を反対する。しかし、クムワは兵糧米ならソンヤンに出させればいいと言い放つ。 クムワとソンヤンは戦うことばかりを考えるが、チュモンは巫女ソリョンとピョリハから言われた「血を流さずに従わせられればなおよいでしょう」という言葉を胸に留め、戦うことなくチョルボンを統合する道を探ろうとしていた。そんななか、ユファとイェソヤはユリを連れてプヨ宮殿を抜け出す。しかし、三人の脱出はすぐにクムワに知られ、クムワはユファを連れ戻すために追撃軍を差し向ける。
第61話
朱蒙 第61話 プヨ宮殿を脱出したユファとイェソヤはやっとの思いでチョルボンとの国境にたどり着き、チョン大人の手助けで商団に紛れ込む。しかし、あと一息で国境を越えられるというところで捜索隊に発見され、宮殿に連れ戻されてしまう。クムワはユファの裏切りを激しく責め、チョン大人はチュモンとの関係を疑われて拷問を受ける。プヨの同行を探っていたムッコから一部始終の報告を受けたチュモンは、母と妻子の受難に打ちひしがれる。 クムワはプヨに見切りをつけた民たちが国境を突破してチュモンとタムル軍のいるケルを目指していることを知り、チュモンへの嫉妬で次第に心の平静を失っていく。 押し寄せる流民を受け入れたケルは食糧事情が悪化するが、チュモンはソソノの反対を押し切って軍糧米を流民に与え、その代わり戦をせずに済む方法を模索するといってチョルボンのクァンナとファンナの君長に接近する。チュモンが説得によってクァンナとファンナを従えたと知ったソンヤンは、漢から援軍をよこしてくれとヤンジョンに懇願するが、ヤンジョンは要請を拒絶する。もはやこれまでと悟ったソンヤンは、チュモンと話し合いたいと申し出る。
第68話
朱蒙 第68話 チュモンはプヨ宮殿からの脱出に失敗し命を落とした母ユファをしのんで川辺へ向かい、オイたちはプヨからケルへ向かう道筋を捜索し、イェソヤとユリの亡きがらだけでも見つけようとする。一方、プヨではユファの葬儀が王妃としての格式をもって始祖山で執り行われることになり、それを聞いた王妃とテソ、ヨンポは激怒する。 チュモンはオイを同行させて極秘で始祖山へ赴き、クムワにユファの遺骸を引き渡すよう要求する。しかしクムワは応じず、母に最後の別れを告げたチュモンはチョルボンへ戻る。ソソノは心に深い傷を負ったチュモンを励まし、ユファとイェソヤの魂を慰めるために祭儀を執り行う。その祭儀の最中、ピグムソンからの文を足に結わえた鳥が舞い降り、彼女に会いに行ったチュモンは、古朝鮮の大王たちが着ていた鉄のよろいと秘蔵書を与えられる。サヨンは秘蔵書の暗号解読に成功し、モパルモは軽くて丈夫なよろいを完成させる。 プヨではテソとヨンポの双方がクムワの次の王位を虎視眈々と狙っていた。ヨンポはファン大人の援助を求めてヒョント城を訪れるが、ファン大人の屋敷にはイェソヤとユリが捕らわれていた。チュモンはチョルボンの君長たちを招集し、ヒョント郡を打ち破る戦争を行うことを宣言する。
第69話
朱蒙 第69話 チュモン率いるチョルボン軍はヒョント郡を打ち破るべく着々と戦の準備を進める。さらに、チュモンはヒョント郡の労役場で働かされている流民たちを蜂起させるため、オイとムゴルを密かに潜入させる。密偵によりチョルボンが戦の準備に入ったことがプヨへ伝えられるが、プヨの国内事情は行き詰まっているうえ、今やクムワは正しい判断ができない状態だった。テソとプドゥクプルは思案の末、チョルボンの勢力拡大をけん制して力の均衡を保つためにも、同盟関係にあるヒョント郡を支援すべきだという結論に至る。 ヤンジョンもチョルボンが戦の準備に入ったことを知り、直ちに長安と遼東軍に援軍を要請する。さらに、労役場の流民たちを陣頭に立たせて盾として使おうと考え、流民たちにチュモンの計画を伝えた直後にこの事実を知らされたオイとムゴルは当惑する。 ファン大人を頼ってヒョント城へきていたヨンポも一報に触れ、どう動くべきか悩むが、慌てずにしばし事を静観しようと決める。そんな折、城内でイェソヤとユリの姿を目撃したヨンポは、ふたりを人質として捕らえチョルボンのチュモンの元へ自ら交渉に赴く。チュモンはヨンポから、妻子の身柄を引き渡すかわりにヒョント郡との戦をとりやめ、さらにプヨを配下に治めたのち全権を譲ることを突きつけられる。
第70話
朱蒙 第70話 チュモンはイェソヤとユリを生きて返してやるというヨンポの取引を受け入れ、その前にふたりの無事を確認させろと要求する。しかし、その頃イェソヤは監視の隙をつき、ユリを連れて逃げ出していた。ふたりの安否を確認するためヒョント城へ向かったマリは拘束されそうになるが、傷を負いながらも兵を倒してチョルボンへ逃げ帰り、すべてわなだったと報告する。それを聞いたチュモンは激怒を抑えて、今回だけは見逃すと言い渡してヨンポを追い出す。 ユファを失ったクムワは全ての物事への関心を失い、事実上の王となったテソは精鋭の援軍を率いてヒョント城のヤンジョンの元へ向かう。テソは流民を盾に使うというヤンジョンの作戦に賛同し、さらに戦利品の略奪を餌に兵の士気を高め、市井の男たちの志願を募ることを提案する。 その頃、チュモンはムッコの情報収集で流民が盾にされることを知り、流民救出のため別働隊を組織して後方へ回り込もうと決意する。本軍をソソノたちに任せて出陣したチュモンは、前線に陣を強いたヤンジョンとテソの連合軍の隙をついて流民たちを救出し、その足で主のいないヒョント城を奇襲攻撃。ヒョント城が危ないという報せを受けたヤンジョンとテソは驚き、怒りに震える。いよいよチョルボン軍とヒョント・プヨ連合軍の全面対決が目前に迫っていた。
第71話
朱蒙 第71話 チュモンとタムル軍はヒョント城を占拠し、ヒョッポとチェサに後を任せたチュモンたちは再び前線へ戻り敵陣を偵察する。プドゥクプルからヒョント軍の危機を知らされたクムワは、チュモンの勝利は天の定めだとして援軍の派遣はしない決定を下す。 チュモンが送った降伏を促す書信に挑発されたヤンジョンとテソは、チュモンの思惑通りチョルボン本軍へ攻撃を仕掛け、二度にわたってチュモンたちをチョニョプ谷の待ち伏せ地点におびき出そうとする。しかし、そのことをあらかじめ予測していたチョルボン軍は誘導作戦に引っかからない。チョルボン軍の周到さと驚異的な鉄のよろいに圧倒され歯ぎしりするヤンジョンとテソの元へ、遼東城が周辺部族の攻撃を受けたため、ヒョント本陣へ向かっていた援軍が途中で引き返してしまったという報せが届く。 万策尽きたヒョント本軍は、敵に背後を突かれぬよう待ち伏せ地点に伏兵を残して退却を開始し、このときとばかりにチュモン率いる先発隊はチョニョプ谷の伏兵を攻撃する。すっかり緊張がゆるんだ伏兵隊は奇襲を受けてあっけなく全滅、チュモンたちはそのままヒョント本軍を追撃する。チョルボン軍の総攻撃によりヒョント軍は壊滅し、テソは命からがら敗走するがヤンジョンは捕らえられチュモンの手にかかって絶命する。
第73話
朱蒙 第73話 ヒョント郡を打倒して古来の領土を回復したチュモンたちは、ようやく高句麗(コグリョ)建国の準備を整える。しかし、すでに建国後の王座をめぐり、タムル軍勢力と君長連合やサヨンをはじめとするチョルボン勢力が対立し始めていた。一方、妻ヤンソルランのクムワ毒殺計画を知ったテソは激怒し、ヤンソルランの目の前で共謀者の医官を成敗したのち、この次は許さないと脅す。王妃の命でプヨを去ったヨンポは、テマジンの勧めで漢の長安向かい、そこで再会したファン大人とともにチュモンへの復しゅうに燃える。 両勢力の対立を知ったチュモンは、建国前から内輪もめはやめろと一喝するが、タムル軍とチョルボンの対立は収まらない。見かねたヨンタバルは、いっそのことチュモンとソソノが結婚すればよいとマリたちに示唆する。当初は結婚の話など一笑に付していたチュモンだが、マリの依頼を受けてやってきたモパルモが人情に訴えてチュモンを説得し、ソソノも父ヨンタバルの説得で結婚を受け入れる。 その後、チュモンとソソノは高句麗宮殿で豪華な婚礼を行い、高句麗の建国を華々しく宣言する。ふたりの婚礼を見守る大群衆のなかにいたイェソヤは、夫であるチュモンとソソノを見て悲嘆にくれ、ユリとともに姿を消す。
第74話
朱蒙 第74話 15年の月日が流れ、屈強な若者に成長したチュモンの息子ユリは、プゴクチョの国境の村でイェソヤと暮らしていた。病気のイェソヤに楽をさせたいがあまり、ユリは商団の闇取引を手伝い、金を稼いでいた。一方、ヘンイン討伐に送り出されたオイは見事任務を成し遂げ、チュモンは確実に高句麗(コグリョ)の領土を広げ、ソソノがウテとの間にもうけたふたりの王子、ピリュとオンジョも国のために身を捧げていた。 チュモンは次に領土の獲得を狙っていたプゴクチョへ送る高句麗の商団を、ピリュに任せることにする。ところが、プヨの軍服を着た兵士たちに襲われ、商団は全滅してしまう。この襲撃を考えたヨンポは、激怒した高句麗がプヨを攻撃すればプヨは漢に助けを求めざるを得なくなり、漢軍の助けを借りてテソを追放した後、自分がプヨの王になれると企んでいた。金をもらって襲撃に参加していたユリは、異母兄とは知らずにピリュと戦い、重傷を負わせる。 この襲撃に不審なものを感じたチュモンは、オイたちにプゴクチョへ調査に向かわせ、その結果、裏で糸を引いていたのは漢であることが露見する。オイはプゴクチョの村の人々のなかにイェソヤの姿を見かけ、高句麗に戻ってチュモンにイェソヤの生存を報告する。
第76話
朱蒙 第76話 テソの即位式に出席するため、高句麗(コグリョ)と漢の使節団がプヨとの同盟の意図をもって宮殿に到着する。どう対応すべきか心を決めかねているテソに、プドゥクプルは両国を天秤にかけ、最大限の実利を引き出すべきだと助言する。チュモンが到着したあと原因不明の発作で倒れてしまった王妃の列席はなかったものの、王位継承式は盛大に執り行われ、テソは晴れてプヨの王となった。 王位を譲り渡したクムワは宮殿を去ることをテソに告げ、同盟に関して一切口出しはしないが、恨みにとらわれずプヨのためになる選択をせよと最後の忠告をする。その後行われた祝賀記念の武術大会で、高句麗の王子ピリュとユリが対戦する。プヨの兵士が次々とピリュに敗れるなか、ユリが最終的にピリュを打ち負かしたことで威信を損なわれずに済んだテソは、上機嫌でユリを護衛兵として挙用する。プヨ宮殿への出入りを許されたユリに、イェソヤは父に会う時の証となる折れた剣の在りかを教える。 テソが高句麗と漢のどちらと同盟を結ぶか態度を留保するなか、チュモンは側近たちを連れて父ヘモスが没したチョンム山へ登る。ユリはナロに命じられてそのあとをつけるが、ヨンポが送った刺客の一団が一斉に高句麗の一行を攻撃する。
第80話
朱蒙 第80話 ヨンチェリョンとヤンタクは国境地帯を巡視中のチュモンを襲い、権力の奪取を狙うが、ソソノとヨンタバルに阻止される。ソソノはふたりを国外へ追放するが、息子ピリュが担がれて謀反に加担していたと知り衝撃を受ける。ピリュはソソノにユリの出現が不安だったと本心をぶちまけ、ソソノは母として思いやりが足りなかったことを反省し、ピリュとオンジョに南方交易の重責を命じる。役目を与えられたふたりは母からの期待を喜び、みごとに交易を成功させる。 チュモンは近くの村に滞在しているクムワにユリを紹介し、さらに、高句麗との同盟を真剣に考えるようテソを説得してくれと頼む。一方、ヨンポもテソの命令でクムワの滞在する村を訪れるが、プヨに恨みを抱く遼東城のファン太守が放った刺客が宿を襲撃する。ヨンポらの奮闘で撃退はしたものの、クムワは深傷を負ってプヨ宮殿へ運ばれる。 その後、クムワはテソに高句麗と手を取って漢と戦えと言い残してこの世を去る。父の遺言で改心したテソは、ひそかに高句麗を訪れてチュモンに会い、共に漢と戦いクムワの敵を討とうと心から語りかける。チュモンはこの提案を受け入れ、ここに正式な高句麗・プヨ連合軍が成立する。漢の圧制をはねのけ、古朝鮮の栄光を回復するための最大の戦いが今始まろうとしていた。
第2話
朱蒙 第2話 鉄騎軍にヘモスをかくまったことを知られたハベク族は皆殺しにされ、ユファはヒョント城へ連行されるが、クムワは彼女を助けプヨ国の宮殿へ連れ帰る。しかし、神女ヨミウルは、ユファをかくまうと国の未来に障りがあると反対する。一方、ヘモスはハベク族が皆殺しにされたことを貿易商のヨンタバルから聞かされ、せめてユファだけでも助けたいと思い、漢の要衝ヒョント城まで同行したいと申し出る。ヘモスの正体を見抜いたヨンタバルはヒョント城の太守に引き渡すつもりで同行させるが、途中、盗賊の襲撃に遭った商団を彼に助けられる。ヨンタバルはヘモスに商団の護衛を頼み、そして待望の赤ん坊が誕生、その女児をソソノと名付ける。 ヘモスはユファの消息を聞き込みに行ったヨンタバルから「途中で死んだ」と聞かされるが、商団に別れを告げて砦へ戻りクムワと再会し、彼がユファを助けていたことを知る。そして、ユファに好意を持っていたクムワは、ユファとヘモスが互いに心を寄せていることに気付く。 その後、クムワの父ヘブル王を説き伏せたクムワとヘモスは、各部族の力を結集させて漢との決戦に挑もうとしていた。しかし、ヘモスを快く思わないヨミウルと大使者プドゥクプルは陰謀を企み、わなにはまったヘモスは鉄騎軍に捕らえられ、ヒョント城で目をくりぬかれる拷問を受ける。クムワはユファからヘモスの子を身ごもっていることを聞かされ、ユファにヘモスを救出すると誓う。
第3話
朱蒙 第3話 父王へブルの裏切りを知ったクムワはヘモス救出に向かうが、結局ヘモスは逃げ切れず、敵の弓をまともに受けてがけ下の川へと転落して帰らぬ人となる。ヘモスの死を聞かされたユファは絶望のうちに男児を出産し、クムワはその子を自分の子として引き取ろうと告げるがユファは応じない。プヨの将来を案じた大使者プドゥクプルは大将軍チョクチに赤ん坊を殺せと命じるが、ユファはすでに山中へと逃げていた。その後、追いつかれたユファがヘブルの裏切りを知ってがくぜんとする中、チョクチは振り上げた剣に雷が落ちて絶命する。ユファは思案ののち赤ん坊とともにプヨ宮殿へ向かい、クムワは無事戻った赤ん坊を腕に抱き、チュモンと名付けられたその子を朝鮮の流民を救う英雄に育てると誓う。 20年後、クムワは亡きヘブルのあとを継いで王となり、プヨは漢をも脅かすほどに勢力を広げていた。そんな中、正室の子テソとヨンポ、そして側室ユファの子チュモンが遠征の途にあるクムワの陣中を訪ねる。テソとヨンポは父の片腕にならんと勇ましく戦うが、片や武術に覚えがなく及び腰なチュモンにクムワは歯がゆさを隠せないでいた。 その後、充分な戦果を土産にプヨへ戻ったクムワは神女ヨミウルの助言に従い、収穫を神に感謝する迎鼓祭(ヨンゴジェ)を盛大に執り行う。ところが、チュモンはヨミウルの侍女プヨンにしつこく言い寄った揚げ句、彼女と倉に閉じこめられて儀式に参列し損なってしまう。
第4話
朱蒙 第4話 祭儀を欠席したことで父王クムワの怒りを買ったチュモンは、兄テソの取りなしで重罰を逃れるが、テソの真意はチュモンを翌日からの長旅に連れ出し、山中で命を落とすよう仕向けることだった。兄たちの胸の内を知らないチュモンは母ユファの激励を受け、プヨの神器「タムル弓」に拝謁するための旅に出る。 テソとヨンポは森で底なし泥沼に落ちたチュモンを見捨てるが、危ういところでチュモンはヨンタバルの娘ソソノが率いる貿易団の一行に救われる。商団はソソノがチュモンを縛り上げて連れまわすなか、ヘンイン国の将軍と取引が決裂して危機一髪となるが、忠実な部下ウテの活躍で危機は去る。そして、ソソノはチュモンがプヨの王子とも知らぬまま解放して別れる。一方、始祖山の祭壇にたどり着いたテソとヨンポは、弦さえ掛けられぬタムル弓の強靭さに驚く。兄たちがそのまま引き上げる途中、後から追ってきたチュモンは彼らの会話を聞いてしまい、兄たちの真意を悟る。チュモンは悲しみながらも祭壇にたどり着くが、簡単に弦を掛けて引き絞った弓を折ってしまい、さらに落ち込む。 テソとヨンポが悲嘆を演じながらクムワにチュモンの死を報告した直後、当のチュモンがふらりと宮殿へ帰還する。弓を見もせずに逃げ帰ってきたとクムワに謝るチュモンのふがいなさを激怒するユファに、チュモンは弓を壊してしまったこと、そして兄たちに命を狙われていることを涙ながらに打ち明ける。
第5話
朱蒙 第5話 チュモンからテソとヨンポに命を狙われたと聞かされたユファは、「今までは王妃たちの妬みを最小限にするため目立たぬようひっそりと生きてきたが、プヨの王位を継ぐ太子にならねばならない」とチュモンに告げ、侍女ムドクの兄でスミ山の監獄の看守長をしているムソンを師匠に武芸を習わせる。チュモンの上達は目覚しく、なんとかテソと打ち合えるまでの腕前に成長する。しかし、自分の未熟さを痛感したチュモンは、ムソンの指南のもと、さらに武芸の習得に励む。 そんなある日、ムソンにせがんで監獄の中を見せてもらったチュモンは、一番奥の房に幽閉された両目の見えない囚人を見て、なぜか心が騒ぐのを感じる。宮殿に戻ったチュモンからそのことを聞かされたユファは、その囚人はヘモスではないかと思い顔色を変える。 同じ頃、ヘモスから「助けてくれ」と哀願される夢を見たクムワは、ヘモスのために祭事を行いたいとヨミウルに告げる。プドゥクプルはクムワがいつまでもヘモスにこだわることに腹を立てるが、ヨミウルから「ヘモスはまだ生きている」という思いもよらぬことを知らされて驚く。ユファの直感は正しく、スミ山の洞くつの奥深くに幽閉されている囚人は、やはりヘモスだった。20年前、死んだはずのヘモスが突然プヨの宮殿に現れ、ヨミウルはヘモスが自ら息を引き取るまでクムワに知られぬよう幽閉したのだった。その後、ヨミウルとプドゥクプルはヘモスのもとを訪れる。
第6話
朱蒙 第6話 ヨミウルとともに監獄を訪れたプドゥクプルはヘモスを見て驚き、何も語りかけぬままその場を去る。一方、頻繁に宮殿の外へ出かけるチュモンを不審に思ったテソは、稽古をつけてやると言って剣を抜き、前回の手合わせの借りを返すかのように圧倒的な強さを見せつける。負けたチュモンは鉄器工房の親方モパルモに決して折れない剣が欲しいと懇願し、彼の指南を受け、ひとり工房にこもって剣作りを始める。 その頃、ヒョント城の新任太守ヤンジョンがプヨを訪れ、鉄器製造を監視するとクムワに告げる。クムワは鉄器工房の存在を隠すべく一時的な閉鎖を臣下に指示するが、そんなとき鉄器工房で火事が発生する。これはチュモンの剣作りを嗅ぎつけたヨンポが仕掛けたわなで、何も知らぬチュモンが炉に火をつけた途端に大爆発が起きたのだった。鉄器工房がヤンジョンに見つかり、クムワは武器の開発を断念するまで漢との交易は一切停止するとの勧告を受ける。 国益を損ねた罪はあまりにも大きく、チュモンはついに宮殿から追放される。頼る人もなく、市場通りを歩いているときに懐の中のわずかな宝石もマリ・ヒョッポ・オイの3人組に盗まれてしまう。茶屋で飲食を済ませたあとにそのことに気付いたチュモンは、店の主人に絞り上げられそうになるが、たまたま通りかかったソソノに代金を支払ってもらい急場を救われる。チュモンはあきれた顔で立ち去るソソノを追いかけ、商団へ入れてほしいと頼む。
第8話
朱蒙 第8話 ソソノを逃がしたチュモンはマリたちに捕まって暴行を受け、それを見たプヨンは暴行をやめさせるために、チュモンがプヨの王子であることをマリたちに明かす。マリたちはソソノを逃がしてしまったことでトチに殺されるよりは、王子であるチュモンに恩を売ったほうがマシだと考え、チュモンを助けて逃走する。一方、国の外交を任されたテソはヨンタバルに各国の情報を聞きに行くが、その席で、ヨンタバルはテソがソソノに好意を持っていることを悟る。 チュモンを連れたマリたちはムソンが看守長を務める洞穴の監獄を訪れ、チュモンをかくまってくれと頼む。チュモンは自分が監獄にいることを誰にも知らせてはいけないとムソンに口止めするが、ムソンは妹のムドクに話してしまう。ムドクからそのことを聞いたユファはさっそく宮殿を抜け出してチュモンに会いに行くが、ヨンポはユファに見張りをつけ、ユファを尾行して洞穴を突き止める。一方、チュモンと話しているユファの声を聞いたヘモスは、それがユファであることに気付く。 ヨンポから報告を受けた王妃は、クムワに「洞穴に秘密の監獄があることをご存知ですか」と直接問いただす。監獄の存在を今まで知らされていなかったことに激怒したクムワは、自ら監獄を見に行くと言い放ち、監獄にヘモスが幽閉されていることを知るプドゥクプルとヨミウルは慌てる。そうとは知らないチュモンは、ヘモスを剣の師匠と仰ぎ指導を受けることになる。