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EPISODE 10 「卑しき錆色に非ず」
戦姫絶唱シンフォギアXV EPISODE 10 「卑しき錆色に非ず」 風鳴訃堂の懐く護国の妄執は剣と共に折り砕かれ、呼応するかのように周辺天地が鳴動する。 屋敷の地下より屹立するは光、柱、そして――玲瓏たるシェム・ハの姿。 月がもたらすバラルの呪詛を憂うシェム・ハはマリアと対決し、神の不条理を見せつける。 激突の最中、マリアの纏うアガートラームに知己の気配を感じ取ったシェム・ハは、 その力の謂れをマリアに問い質すものの、真実は既に失われており、マリアもまた答えられない。 さらに、シェム・ハの力の一端にて在り方を書き換えられたノーブルレッドも闖入し、 時間稼ぎの役目も果たしたマリアは、これ以上の窮地に陥る前に撤退を試みるのであった。 解決には程遠く、さらに混迷が深まるばかりの状況は、不可抗力に離反した翼に特赦を下す。 仲間から差し出された言葉と手は温かかったが、いまだ戸惑う翼には受け入れる事ができなかった。 シェム・ハの語った言葉より、次なる目的を月遺跡と絞り込んだS.O.N.G.は、 米国特殊部隊を送り込む探査ロケットの警護と、その後に地下より伸長したユグドラシルの攻略と定める。 だが、完全怪物と成り果てたノーブルレッドはシンフォギアを圧倒し、ついにはロケットをも圧し砕く。 それは力を手にしたものだけが披露する「強さ」であり、初めて見せる「弱さ」でもあった。
EPISODE 11「ハジメニコトバアリキ」
戦姫絶唱シンフォギアXV EPISODE 11「ハジメニコトバアリキ」 アガートラームがマリアに見せる夢。それは刻の彼方に繰り広げられたエンキとシェム・ハの最終決戦、 不意を突いて放たれたシェム・ハの光撃にて、身体構造式を銀に書き換えられていくエンキ。 だが、左腕を斬り落とすことで変換を食い止めたエンキは、最後の力にてシェム・ハを葬るのであった。 テレポートジェムによって月遺跡の内部へと転送されるシンフォギア装者たち。 はぐれた仲間を探すべく行動開始しようとした翼とマリアであったが、 ペンダントより放たれる輝きは2人を遺跡の防衛機構より逸らし、中枢部へと誘うのであった。 装者の不在にどこまでも進行するシェム・ハの目論見。既にユグドラシルの根は地球中心核域に到達している。 月からの帰還を算段するS.O.N.G.であったが、後手に回らざるを得ない致命的な状況は覆せずにいた。 一方、導かれるままに月遺跡の中枢、管制室にやってきた翼とマリアは、 マリアが夢に見たエンキの意識をトレスしたオペレーティングシステムより、秘されし人類史を知る事となる。 それは同時に、シェム・ハが為そうとしている脅威の全貌に触れる事でもあった。 そこに現れるミラアルクとの対決。だが、翼とマリアは完全怪物の誇る常識外の力と技に圧倒されるばかり。 追い詰められた絶望の只中なれど、それでもマリアは逆転すべく翼に奮起を促すのであった。
EPISODE 12「戦姫絶唱」
戦姫絶唱シンフォギアXV EPISODE 12「戦姫絶唱」 後手に回らざるを得ない状況を覆すべく、自らの手でシェム・ハと相対する事を決意する弦十郎。 つまりは、正面からの激突であり、未来、あるいは弦十郎自身が、無事で済まない結末の選択であった。 看過できないエルフナインは、弦十郎を制止するためにひとつの対抗策を提示する。 それは、チフォージュ・シャトーの分解機能を応用した錬金術による神殺し。 シェム・ハを倒すべく、キャロルとエルフナインの作戦が装者不在の地球に繰り広げられる事となる。 絶対的にして圧倒的な力量差を見せつけるシェム・ハに対し、搦め手までもを披露するキャロル。 その身を危険に晒した逆転劇にてシェム・ハを追い詰め、神を討ち果たす寸前にまで至るのだが…… 自らを拘束すべく用意された神獣鏡のファウストローブを纏い、凶祓いの輝きにて錬金術を殺すシェム・ハ。 人が神に至る為に研鑽された技「錬金術」を駆使してもシェム・ハの脅威を止める事は叶わず、 地球中心核域に向かって潜行するユグドラシルの本格稼働をわずかに遅らせたに過ぎなかった。 さらに、月からの帰還を果たさんとする装者たちの前にも、いるはずのないシェム・ハの思惑が立ちはだかる。 阻止せんと吼える響の想いも空しく、月遺跡は装者諸共に爆破され、ついにバラルの呪詛は解かれてしまう。 全てはシェム・ハの目論み通り。僅かに邪魔された程度。だが、その間隙に希望の総力が牙を剥くのであった。
EPISODE 13「神様も知らないヒカリで歴史を創ろう」
戦姫絶唱シンフォギアXV EPISODE 13「神様も知らないヒカリで歴史を創ろう」 ここに錬金術と神話持たぬ国の先端技術――そして、ガングニール。全ての神討つ可能性が集結する。 今ならば神の摂理を覆せるというキャロルの言葉そのままに、装者の攻撃でダメージを受けるシェム・ハは、 ファウストローブの在り方を改造し、全てを終わらせる最終決戦態デウス・エクス・マキナと起動。 装者たちの歌を脅威と覚えたからこそ、全ての力を以ってして神の威信を見せつけるのであった。 キャロルの挺身にてシェム・ハ必殺の一撃を凌いだ装者たちだが、依然、その危機的状況は変わらず。 バラルの呪詛無き今、人類はシェム・ハからの強制接続を免れる術はなく、ここにネットワークは完成。 生体演算端末群に偲ばせていた全てのデータ断章を合一し、遂にシェム・ハは現代に完全体へと復活を果たす。 それでも、神殺しの力にてただひとり接続に抗った立花 響は、臆す事なくシェム・ハに最後の激突を挑む。 呪いが、在り方すらも変えるほどに積層した誰かの想いであるならば、もっと大きな想いにて上書けばいいだけ。 小日向 未来を取り戻そうと足掻く響は、神に奪われた未来を求める人類の本能を共に繋いで束ねる事で、 己が拳に宿った神殺しの呪いを、<未来>を奪還する祝福へと強引に書き換えていく。 戦慄するシェム・ハに向かって真っ直ぐに突き出されたそれは―― 誰かと手を繋いでいくために花咲いた、どこまでも立花 響のアームドギアであった。