第1話 『無名の少年』

【テレビアニメ】キングダム 第1シリーズ | 第一シリーズ第1話 『無名の少年』

50分2012年

  • 紀元前245年。春秋・戦国時代の中国、西方の秦国で、天下の大将軍を目指し鍛錬に励む二人の少年・信と漂がいた。ともに戦災孤児で下僕として働いていた二人だが、ある日、大臣・昌文君が現れ漂を王宮で仕官させると告げる。「行き着く場所は同じだ」だと誓い合い別れる二人。しかし、その後王弟の反乱が勃発し…。
  • 漂から託された地図を元に黒卑村へと向かった信は、そこで漂と瓜二つの少年・政と出会う。この少年こそ秦王嬴政-後の始皇帝であった。混乱する信の前に政の命を狙う刺客・朱凶が現れ「漂を殺したのは自分だ」と嘲笑う。怒りに我を忘れ剣を振るうものの手も足も出ず倒れ伏す信。しかし、漂の無念を思う信は再び立ち上がる。
  • 刺客・朱凶に続き、今度は王弟が差し向けた大軍に囲まれ逃げ場を失う信と政。強行突破を図る二人の前に河了貂という子供が現れ「抜け道がある」と言う。貂の手引きで軍の包囲を掻い潜ろうとする中、政は「漂は万が一のための影武者だった」と告げる。逆上する信に政は「漂はそのことを十分にわかっていた」と逆に声を荒げる
  • 漂の思いを知った信は自分達の路のため政についていくことを決意。「その為に利用するだけだ」と言う信と「お前はただの剣だ」と言い返す政。更に「金の為」と言う貂も加えた一行は昌文君を筆頭とする大王派臣下との合流地を目指す。連日の疾走の末、合流地に辿り着いた三人は昌文君らを待つが、そこに新たな刺客・ムタが!
  • ムタと対峙した信は、初めて感じた殺気に恐怖し、本来の力が出せない。しかし政の檄で自分が無意識に退がっていたことを知り、不退こそが自分の武器だと確信。殺気の呪縛から解放された信は戦いの最中に進化し始める。 一方咸陽にて勢力争いに全く興味を示さなかったはずの伝説の大将軍・王騎が王宮に届けたものとは?
  • 政の無事に涙する昌文君に対し、漂の死の怒りをぶつけようと信は剣を振り上げる。しかし昌文君の副官・壁は信の手を止めると、最後まで傍にいた者として漂の様子を語りたいと言う。憮然とする信に壁が語る漂は、堂々たる王であり英雄のようで、信は次第に心打たれる。己の未熟さに気付いた信は改めて将軍になる路を政に問う
  • 王宮奪還のため、加勢となる軍勢を求めて山の王に会いに行く一行。壁から荒ぶる山の民との壮絶な戦いの一端を聞かされ緊張する一行だが、信だけは「味方にする値打ちがある」と意気揚々。その背に政と昌文君は何かを感じ取る。更に先を目指す一行だが、いつの間にか奇妙な仮面を被った夥しい数の山の民に取り囲まれており…
  • 山の民に連れられ、たった一人で山の王の元へと向かった政。その後を追い山の民の王国に乗り込んだ信、貂、壁の眼前に現れたのは想像を絶する堅牢な要塞であった。驚愕する三人。そしてその背後に山の民が音もなく忍び寄る。一方山の王・楊端和は助力を求める政の申し出を一蹴。積年の恨みを晴らすため首を刎ねると宣告する
  • 楊端和の心を動かし、信たちが山の民と共に昌文君らの元へ戻ってきた。勢いにのり、早速王都・咸陽へと攻め込む作戦会議を始める一同。しかし政側の勢力はおよそ三千。対する敵・竭氏の軍は八万。兵力差があると喚く信だが、政は「悪くない」と言う。その頃王宮では、自分に従う大軍勢を前に笑みを浮かべる王弟・成蟜がいた
  • 咸陽に到着した信たちは政の発案で全員山の民に扮装。いざ王宮へ。策が功をなし城門を潜り抜けた一行は王宮へと通じる門の前へとやってくる。そこで立ち止まった政は王宮をまっすぐ見つめ、「全ての始まりはここだった」と語りだす。政と漂が出会い、信と政が出会った運命の始まりの場所。今ここに、決着の戦いが始まる!
  • 信の活躍で朱亀の門を突破した一同は、勢いのまま、おびき出した竭氏に襲い掛かる。そして竭氏の喉元まで山の民の刃が迫った時、無数の矢が!?実は此度の動きに不審を感じていた肆氏が弩行隊を率い潜んでいたのだ。睨み合う両者の中、政は敵前に姿を現して注意を引き付け、その間に信・壁らが別働隊として本殿へと攻め入る
  • 右龍の回廊へ突入した信たちの前に、人斬り長・左慈が立ちふさがる。圧倒的な強さを誇り、常に一刀で敵を仕留めるという左慈の剣は強靭な山の民をも真っ二つに斬り捨てる。味方の兵も立ちすくむ中、迷うことなく立ち向かう信。互いに一歩も引かず激しく打ち合う二人だが、信の剣がわずかに左慈を傷付けると左慈は激高し…!
  • ついに本殿へと踊りこんだ信たち。しかし成蟜は玉座に悠然と構えたまま。信は、一同を下等な輩と蔑む成蟜に真っ向から挑みかかるが、次の瞬間、巨大な化け物・ランカイが牙をむく。成蟜のペットであり護衛役を果たすランカイの凄まじい破壊力に誰も手を出せずにいる中、山の民・バジオウがひとり前へと進み出る。
  • 成蟜の一言で野獣と化したランカイに、壁の言葉を受け、剣と一体となった信が挑む。その渾身の一撃と気迫はランカイの戦意を打ち砕き、倒されるランカイ。そして後がなくなった成蟜は逃げ出し、竭氏は最後のあがきを見せるもついに討ち取られるのである。一方、広間では乱戦の真っただ中、政の前に王騎が現れる。
  • 政と向き合った王騎は、宝刀を手に、目指すべき王の在り方について問う。これに政は表情を変えることなく「中華の唯一の王だ」と答え、その揺るぎない言葉の重みを受けとめた王騎は問答に満足し撤収していく。そして入れ替わるように逃げ込んできて「こいつを殺せ」と喚き散らす成蟜に対し、政はその拳で全てに決着をつける
  • 秦国の丞相・呂不韋が遠征から戻ってくるという。呂不韋は、政が大王に即位するも後ろ盾が弱いことにつけこみ、竭氏と権力を二分していた人物である。此度の反乱でも手助けすることなく傍観していたにも関わらず、飄々と戻ってくることに怒りを隠せない信。だが、いざ姿を現すと、呂不韋の底知れぬ気に呑まれ言葉を失う。
  • 中国統一を目指す政は、その第一歩として、隣国・魏へと15万をはるかに超える軍勢を侵攻させる。戦場に向かう秦の歩兵軍の中には、漂と約束した天下の大将軍を目指す信の姿もあった。ところが、入城するはずだった秦の城が魏の何者かにより落ちたとの知らせが!?攻め込むはずが逆に魏軍の動きに翻弄される秦軍の命運は?
  • すでに戦場と化している蛇甘平原に到着した信は、猛将・縛虎申隊に配属され、魏軍の大軍勢と激突!信が所属する部隊は隊の中でも最弱と目されていたが、ずば抜けた信の剣術と部隊長・澤圭たちの結束で、いびつながらも集団戦法を形作り始めていた。だが、魏国が最強を自負する戦車隊が現れると、秦軍は逃げ場を失い…。
  • 謎の剣客・羌瘣の策と信の奮迅の活躍で撃破される魏軍の戦車隊。このわずかな戦局の変化を読み取った秦軍総大将・麃公は、戦場に騎馬の大軍を突撃させ一帯は大乱戦となる。戦車隊撃破で勢いづいた信たちは隊長・縛虎申の号令の元、生き残ったわずかな兵で丘上の魏軍副将・宮元の首を狙うべく、再び過酷な激戦地へと走り出す
  • 縛虎申隊の突撃は、多くの犠牲を出しながらも丘上奪取の目的を果たした。だが喜ぶ間もなく、信たちが陣取る丘に向かい魏軍総大将・呉慶が自ら軍を率いて動き出す。万の敵に対抗する戦力もなく無念さを残し丘を下ろうとする信たち。そこに此度の戦には参戦していなかったはずの伝説の将軍・王騎の騎馬隊が突如として現れ…!
  • 王騎の姿を初めて目の当たりにし、存在感の大きさに圧倒される信。必死で身構える信だが、王騎はそんな信には目もくれず期待外れだと一刀両断。信はその屈辱的な言葉に怒りを隠せず剣を向ける。だが王騎は喚く信に全く動じず、眼下で急速に変化を始めた戦を眺め、この状況を導き出したのはたった二人の将軍だと語り始める。
  • 戦を理詰めの盤と捉え、戦況により素早く陣形を変化させ秦軍を追い詰めてきた魏軍総大将・呉慶。一方、戦を燃え盛る一つの大炎と捉え、わずかな変化を逃さず敵軍を撃破.。最後は自ら先頭で走り出した秦軍総大将・麃公。相反する二人の将軍の戦は最終決戦を迎え、魏軍の陣に突撃した麃公と迎え撃つ呉慶についに決着の刻が!
  • 初陣で活躍した信は、百人の隊を率いる隊長・百人将へと昇格した。共に戦った皆からもまた同じ隊で戦いたいと言われる信だが、その頼もしい横顔に貂は寂しさを感じる。そんな二人の前に信と同じ隊にいた羌瘣が現れる。多くを語ろうとしない羌瘣だが、貂が強さの秘密に迫ると突如殺気を放つ。そして語られる壮絶な過去とは?
  • 自分なりに「強さ」について考える信は、更なる進化を求め、無理やり世話役の渕を連れ王騎に教えを乞いに行く。初めは相手にもされないが、信の決意は揺るがず、修業場所へ連れて行ってもらえることに。道すがら、伝説の秦国六大将軍の話を聞き、改めて天下の大将軍になる決心を固める信を、突然、王騎は崖から突き落とし…