ある日、探偵(高橋克典)は片田舎にある駅で小百合(安達祐実)という女性と偶然知り合う。彼女の話によると、5年前に別れた恋人の画家・英治(葛山信吾)を毎年ここでずっと待ち続けているのだという。 彼女のことがどうしても気になった探偵は、英治を探し出すことを申し出る。響子(片瀬那奈)の協力もあり、ようやく彼の所在がつかめるが、英治はすでに画家を辞め、結婚して妻と息子と小さな農園で平和に暮らしていた。探偵は小百合に「私のことはもう忘れて、自分の幸せを探して欲しい」という英治の言葉をそのまま伝えるが...。