サッカーのPKとは?ルールや反則の条件を初心者向けに徹底解説
「PK(ペナルティキック)」。一瞬で勝敗が決まる緊迫のシーンですが、「なぜ今のがPKなの?」「ルールはどうなっている?」と疑問に思うことも多いはず。本記事では、PKの発生条件から最新のルール改正、PK戦の仕組みまで、サッカー観戦が100倍楽しくなるポイントを分かりやすく解説します。
サッカーのPKとは?発生条件と基本ルールを解説
PK(ペナルティキック)とは、守備側のチームが自陣のペナルティエリア内で、直接フリーキックに該当する反則(ハンドやファウルなど)を犯した際に与えられる再開方法です。

ボールの位置: ゴールから約11mの「ペナルティマーク」に静止させる。
キッカー: チームの誰が蹴ってもOK。
キーパー: 蹴られる瞬間まで、少なくとも片足の一部がゴールライン上に(またはラインの真上)になければなりません。
その他の選手: ペナルティエリアの外、かつペナルティマークから9.15m以上離れる必要があります。
サッカーPKのルールと「やり直し」になるケース
近年のルール改正により、GKの動きやキッカーのフェイントに対する判定が厳格化されています。以下の場合は、判定がやり直しやファウルとなる可能性があります。
キッカーの不正
助走が完了した後のキック直前のフェイントは禁止(イエローカード対象)。
GKの飛び出し
キックより先にラインを越えてセーブした場合、やり直しとなるケースがあります。
エリア内への侵入
他の選手がキックより早くエリア内に入った場合、得点の有無によって対応が変わります。
キッカーが絶対にやってはいけない「3つの禁止事項」
キッカーには、フェアな勝負を担保するために厳しい制限があります。
二度蹴りの禁止
キッカーは、他の選手が触れる前に再度ボールに触れることはできません。ポストに当たって跳ね返ったボールをそのまま自分で蹴ると反則になります。
不正なフェイント
助走中のストップや緩急は認められていますが、「助走を完了した後のキック直前のフェイント」は禁止です。これを行うとイエローカードの対象となり、間接フリーキックで再開されます。
後ろへのパス
PKは必ず「前方」へ蹴り出さなければなりません。
ゴールキーパーが守るべき「足の位置」と挙動
GKは、シュートを止めるために有利になりすぎないよう、以下のルールが定められています。
ライン上のルール
キッカーがボールを蹴る瞬間まで、「少なくとも片足の一部」がゴールライン上、あるいはラインの真上に位置していなければなりません。完全にラインより前に飛び出してセーブした場合は、やり直しとなります。
ネットや柱に触れない
集中を乱す行為として、ゴールポストやクロスバー、ゴールネットを揺らす行為は禁止されています。
過度な挑発の制限
近年の改正により、キッカーを不必要に惑わすような態度は厳しくチェックされるようになっています。
PKとPK戦は何が違う?意外と知らない決定的な差
試合中に行われる「PK」と、決着をつけるための「PK戦」には、主に3つの大きな違いがあります。観戦中に「今のリバウンドは押し込める?」と迷わないよう、基本を押さえておきましょう。
PKとPK戦の比較まとめ
試合中の「PK」
定義:試合中の反則に対する罰則
リバウンド:可能(GKが弾けば押し込める)
キッカー:フィールド内の誰でもOK
記録:選手の通算得点に加算される
決着のための「PK戦」
定義:試合後に勝敗を決める手順
リバウンド:不可(蹴った瞬間に終了)
キッカー:試合終了時に出場していた選手のみ
記録:選手の通算得点には加算されない
リバウンド(こぼれ球)の取り扱い
一番の違いは「蹴った後のプレーが続くかどうか」です。
PK: 通常のプレーの一部なので、キーパーが弾いたりポストに当たったりしたボールを(キッカー以外が)押し込んでゴールにするのは有効です。
PK戦: ボールがゴールに入るか、外れるか、キーパーに止められた瞬間にその1人の試行は終了。弾かれたボールを追いかけて押し込むことはできません。
キッカーに選ばれる選手
PK: その時にピッチにいる選手なら誰でもOK。エースが蹴るのが一般的です。
PK戦: 原則として「試合終了のホイッスルが鳴った時にピッチにいた選手」の中から選ばなければなりません。延長戦終了間際に「PK職人」のサブゴールキーパーやキッカーを投入する交代策が見られるのはこのためです。
公式記録上の扱い
実は、PK戦で決まったゴールは個人の通算得点記録にはカウントされません。また、PK戦で決着がついたとしても、試合結果は公式記録上では「引き分け」として扱われることがほとんどです(トーナメントの勝ち上がりを決めるための手段であるため)。