ドラマ「わかっていても the shapes of love」番組情報
12/9(月)から毎週月曜 21:00〜配信
横浜流星主演、ABEMAオリジナル連続ドラマ「わかっていても the shapes of love」が2024年12月9日(月)よる9時よりABEMAにて配信、Netflixにて国内および世界同時配信いたします。
主演・横浜流星が3年ぶりに恋愛ドラマにカムバックし、妖艶でミステリアスな“沼男”を好演します。初回は1~3話を一挙公開いたします。
あらすじ紹介
鎌倉にある美術大学に特別臨時講師として海外から赴任してきた漣(れん/28歳)。若き天才芸術家である漣は、誰もが近づきたくなる吸引力と、誰にも深入りさせないミステリアスな魅力を併せ持つ“沼男”。まるで、花に群がる蝶のように、常に誰かが彼の周りを囲んでいた。
才能溢れる漣は、周囲の期待に応えるように一見器用に生きながらも、周りの人々に対しどこか諦めに近い感情を抱いていた。しかし、他とは違うある女性・美羽(みう/27歳)に出会う。漣と同じ美術大学で彫刻学科の助手として働く彼女は、在学中に思うような結果を出せず、卒業後も彫刻家としての夢を諦められずに助手という形で大学に残りながら、海外渡航の道を探っていた。
燻った自分とは正反対な、稀有な才能をもちながらも多くを望まず飄々と生きているように見える漣に、憧れと嫉妬と悔しさを混ぜた感情をぶつけてしまう。そんな彼女に漣も興味を持ちはじめ――「傷つくとわかっていても、それでも。」
愛に不器用な人々の、信じることへの肯定を描く……大人の恋の物語。
役柄紹介/キャスト
香坂漣(こうさか・れん)27歳/横浜流星
特別臨時講師として海外から赴任してきた実力派アーティスト。誰もが近づきたくなる吸引力と、誰にも深入りさせないミステリアスな魅力を併せ持ち、国内外で活躍する若き天才芸術家として、周囲からは一目置かれている存在。特定の恋人はつくらず、常に女性の影がチラつくモテ男だが、自分の表面ばかりを見て蝶のように群がる周囲には諦めに近い感情を抱いており、誰に対しても本心を見せず、他人と必要以上に深い関係性を持とうとしない翳りある一面もある。
本作品について
昨年の夏、藤井さんとお話している中で、恋愛作品をご提案してくださり、プロデューサーの駒さんからこちらの企画をいただきました。 自分が世に広く知って頂いたのは恋愛作品ですし、 愛の話はこれからもでき、恋の話は今しかできない。ということで出演を決めました。 中川監督と共に、原作をリスペクトしつつ、自分達がやる意味を常に考え、恋愛群像劇として1人1人が魅力的に輝けばという思いでこの作品を創りましたので、この冬皆さんの心を温められたら嬉しいです。
浜崎美羽(はまさき・みう)27歳/南沙良
鎌倉にある美術大学の彫刻学科助手。2年前、恋人に酷い振られ方をした上に作品まで侮辱され、深く心を傷つけられてから、二度と恋をしないと決めている。それ以来なにかを「望む」ことに臆病になってしまい、心の奥ではアーティストとして活動する夢を諦めきれないまま、自分の創作するものに自信を持ちきれず、海外留学のチャンスにも手を伸ばせずにいる。過去のトラウマから、衝動よりも理性を優先しようとするが、本来は自分の感情や直感に対して正直で、まっすぐな性格。
本作品について
原作を拝見していたので、原作に対するリスペクトを忘れず、現場で生まれるものを大切にしながら、丁寧に向き合いました。思考を止めること、傷つくとわかっていても本能のまま動いてしまうことの脆さや美しさを感じました。登場人物一人一人が違った魅力でこの作品を彩っています。ぜひご覧ください。
椎名光莉(しいな・ひかり)24歳/福地桃子
彫刻科の院生2年。初対面でも臆さずに相手の懐に入っていける、明るいムードメーカー的な存在で、助手たちとも仲が良い。恋愛に関しては、特定の恋人をつくらずに、その場限りの関係を楽しんでいる。同じ院生の颯とは、作品制作など多くの時間をともに過ごしているが、恋愛関係には発展していない。実は、颯や美羽のまっすぐな性格を少しうらやましくも思っている。
本作品について
物語の舞台となっている美大のシーンでは、登場人物の心に流れているものが、その人の生きた証として命が宿っていく素晴らしさを肌で感じました。光莉という人物に出逢い見つめているなかで、自分だけの心で進んでいくのではなく、その瞬間に落ちている声を大事に信じてみようと思えました。信頼できる人たちとのコミュニケーションの積み重ねで、光莉の持っているムードを創りあげるという体験はとても幸せな時間だったなと感じています。
長壁颯(おさかべ・そう)24歳/浅野竣哉
彫刻科の院生2年。木彫の仏像をストイックに彫り続けていて、創作に真剣に向きあっていない一部の学生を軽蔑している一方、漣のような圧倒的な才能は、自分にはないと思い、劣等感を抱いている。光莉に想いを寄せていて、彼女の不安定な恋愛事情を気にかけている。
本作品について
長壁颯という、恥ずかしいほど不器用で真っ直ぐな男を演じました。
中川監督をはじめ、スタッフ、共演者の皆さんとたくさんディスカッションして、助けてもらいながら、その時間を生きることができました。大切な時間でした。不器用でもどかしい、でも人間らしい美しさを持った魅力的な登場人物たちを、ぜひ感じでいただきたいです。
川瀬咲(かわせ・さき)29歳/朝倉あき
美羽や愛実から信頼を寄せられている先輩。大学院卒業後は、助手やアーティストへの道は選ばずに、広告代理店に就職した。一歩踏み出せず、本当の想いとは裏腹に、どうしても無難な道を選んでしまう自分に葛藤している。しかし、愛実が咲の家に転がり込んでくることで、ふたりの関係に少しずつ変化が訪れる。
本作品について
出来上がった作品を観て、ひとりひとりのキャラクターの心の動きを感じた時、やはり中川監督はすごいと思うばかりでした。人としての永遠の切なさ、愛おしさを表されていて、原作への尊敬と今を生きる私たちへのエールをもらいました。撮影時は咲と彼女を取り巻くことがまるで本当の経験に感じられる程で、とても楽しかったことを思い出します。登場する全員が魅力的で、そんな作品に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
吉野愛実(よしの・めぐみ)26歳/夏子
美羽と同じく、助手として彫刻学科に勤めている。親しくしている先輩・咲の作品に惚れ込んでいて、恋人との別れを機に、咲の家に居候をはじめる。創作も人間関係も、なんでも器用にこなせる一方で、自分にはない咲の実直さに心を動かされる。
本作品について
朝倉あきさんと共演するのは5年ぶり。あきさんの声を聞いた瞬間、時が巻き戻ったような不思議な感覚に襲われました。こうしてまた、あきさんとじっくり向き合う役を与えてくれた中川監督に感謝しています。中川さんの元に集まった優しいチームの穏やかな温度が画面にのっていました。たくさんの方に楽しんでもらえますように。
香坂美月(こうさか・みつき)/霧島れいか
漣(横浜流星)の母親で、世界中で公演を行なっているコンテンポラリーダンサー。直情的な性格で、漣の幼少期からシングルマザーの彼女は、漣を大切に想う気持ちはありながらも、ダンサーとしてのキャリアや、恋人との関係に心を傾けてきた。
本作品について
美しい純粋な空気に包まれたような撮影現場がとても新鮮で、若いキャストの皆さんがキラキラ輝いていました。
恋をすることの難しさ美しさ儚さが宝箱のように詰まった作品だと思いました。
魅力的な登場人物たちに間違いなく感情を重ねながらゆらゆら煌めく世界に連れて行ってくれると思います。
宇佐美早子(うさみ・はやこ)/中山忍
彫刻学科の教授。光莉(福地桃子)や颯(浅野竣哉)など学生だけでなく、美羽(南沙良)や愛実(夏子)などの助手たちのことも見守っている。穏やかな性格だが、それぞれの葛藤を気にかけて、創作と人生の、どちらもがより良いものになるように、そっと助言をしている。
本作品について
私が演じた早子先生は、「作り手」でもありながら彫刻学科の教授という「指導する立場」の難しさに苦戦しつつ、自分がかつて通ってきた「道」を歩む生徒たちをあたたかく、ときには苦く「眼差す」人なのだと思いました。
あるとき、本番前に中川監督が不意に「このシーンは僕の愛情です」と仰ったので、「ああ、それなら」と自然と自分の意識と芝居が変わったことがとても面白かったです!早子先生の「可愛い助手と院生たち」へ「あなたたちを眼差す大人がここにちゃんといますよ」と伝えられたのではないかと。
登場人物の一人一人にストーリーがあり、それぞれの想いが丁寧に描かれていて、知らず知らずのうちに「誰か」に感情移入してしまう作品になっているかと存じます!ぜひご覧ください!
我妻善一(わがつま・ぜんいち)/村上淳
幼少期、孤独だった漣の才能を見抜き、自由な創作活動ができる場所を提供してきた、子どもアトリエの主。千輝(鳴海唯)とともに漣の人生を見守ってきた恩師である。同じ芸術家として、時に漣に厳しい言葉も投げかける。
本作品について
現場の手ざわりを思い出してみると、とても丁寧に時間や言葉や背景を紡いでいたなというものが残っています。
中川監督というかたは基本役者含めキャメラのワークであったりとかスタッフの提案にも肯定的なかたです。そんな空気感の中で産まれた作品です。みなさまどうぞ御楽しみいただけたらと思います。
相関図
スタッフ紹介
脚本:中川龍太郎/佐近圭太郎/横尾千智
エグゼクティブ・プロデューサー:藤井道人
プロデュース:佐藤菜穂美
企画:駒 奈穂子
プロデューサー:道上巧矢/佐野大/小林祐介
音楽:小島裕規 "Yaffle"
制作プロダクション:Spoon.
制作パートナー:SLL Joongang Co..Ltd, Studio N
原作:LINEマンガ「わかっていても」(作家 ジョンソ)
原案:韓国ドラマ:「わかっていても」(制作・著作 SLL Joongang Co.,Ltd、作家 ジョンウォン)
企画:BABEL LABEL
製作:サイバーエージェント
監督:中川龍太郎
本作品について
傷つくこと、傷つけることを恐れるがあまり、自分の願いのために踏みだすことができない空気が、今の社会を覆っていると感じています。もちろん、その臆病さは、ある種の優しさでもあると思うのですが、それゆえに息苦しくなってしまっては、せっかくこの世界に生まれてこられた歓びを味わい尽くすことができないのではないでしょうか。この物語は、傷つくとわかっていても、一歩を踏みだす若者たちの群像劇です。端正なビジュアルと映像が魅力的な韓国版から自由に羽ばたいて、日本版ならでは『わかっていても』を作ってほしい、という企画サイドのお声もあって、思いきって2024年の日本の『わかっていても』をつくりました。多くの方の心に届くことを祈っております。
主演の横浜流星について
真っ直ぐで一途な方と伺っていましたし、藤井監督との諸作品を拝見しており、いつかご一緒させていただきたいと願っていましたので、とても光栄な機会でした。脚本段階から流星さんと内容面について語りあいながらつくりましたが、噂に違わず、こちらが音をあげるくらい真面目でストイックな人で、多くのことを学ばせていただきました。この物語は、流星さんのミステリアスな魅力から始まりますが、物語が進むにつれて、彼の繊細さ、激情、優しさ、強さが滲みでてきます。今の流星さんの様々な顔が見られる作品になっていますので、これまでファンだった方も、新しく流星さんと出会う方にも、ご期待いただけましたら幸いです。
南沙良について
美羽という役柄に向き合ってくださる俳優を探していたとき、南さんに出会いました。お会いした際に、「好きな本は何ですか?」と質問されたとき、自分のなかで南さんと美羽が繋がって、南さんが演じる美羽が見てみたいと思いました。
現場では、直感的かつしなやかなお芝居で、また、複雑な彫刻制作の所作も瞬時に体得され、恋愛と創作に向き合う美羽そのものとして、最後まで走り抜けてくださいました。
流星さんとの触れ合いの中で新しい輝きをまとってゆく南さんが、これまでの、そしてこれからの『わかっていても』のファンの方に届くことを祈っております…!
原作者:ジョンソ(LINEマンガ)
子どもの頃から様々な日本のマンガやドラマ、映画を見て育ってきた者として、自分のマンガが日本でドラマ化されることが非常に嬉しいです。
日本版ならではのオリジナル設定やストーリーに引き込まれて観ました。
特に印象に残っているのは、序盤で血のように飛び散った赤い絵の具が紅潮のように広がる演出でした。とてもかっこよかったです!
原案ドラマスタジオ:SLLグローバル事業チーム長 イ・ミンジョン
韓国ドラマ「わかっていても」が日本の素晴らしいスタッフとキャストによってリメイクされることを、とても嬉しく思います。
日本版「わかっていても the shapes of love」は、日本特有の感性を活かした演出、キャストの素晴らしい演技力、そして日本文化に合わせた脚色の三拍子が揃い、完成度の高い作品になったと思います。日本の視聴者の皆様には、こうした部分を韓国ドラマと比較しながら楽しんでいただければ幸いです。
今後、SLLはリメイクだけにとどまらず、さまざまな形で日本の視聴者の皆様に良い作品をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞ多くのご期待をお願いいたします。
ABEMA放送スケジュール
初回配信日時:2024年12月9日(月)よる9時~
※初回は1-3話まで配信