MLBポストシーズン ワールドシリーズ2025日程結果 ルール・仕組みも紹介
MLBでは各リーグとも地区優勝チームとワイルドカードの3チームをあわせた6チームが、ポストシーズン(プレーオフ)へと進出します。
ポストシーズンはワイルドカードシリーズから始まり、ディビジョンシリーズ(地区シリーズ)、リーグチャンピオンシップシリーズ、ワールドシリーズと続いていきます。今回はポストシーズンの最終決戦であり、その年のワールドチャンピオンを決めるワールドシリーズについて解説します。
ワールドシリーズとは?
ワールドシリーズの基本概要
WSと表されることもあるワールドシリーズは、各チームにとって大目標であるワールドチャンピオン(世界一)を決めるMLBの最終決戦です。ワールドシリーズでは両リーグのチャンピオンチーム同士が激突します。
もう少し細かく見ていきましょう。大リーグは30チームがアメリカン・リーグ(ア・リーグ)とナショナル・リーグ(ナ・リーグ)に15チームずつ分かれています。両リーグともに東、中、西の3地区制となっており、各地区には5チームずつ所属しています。
2025年のMLBでポストシーズンに進めるのは、各リーグ6チームずつの合計12チームです。両リーグともに各地区の優勝チーム、そして優勝チームの3チームを除く勝率の高い3チームがワイルドカードとなり、ポストシーズンに進出します。
ポストシーズンの第1ラウンドはワイルドカードシリーズです。同シリーズはワイルドカードの3チームに地区優勝のなかでもっとも勝率の低いチームを加えた4チームで行います。3試合制(2戦先勝)となっており、勝ち抜いたチームが地区優勝のなかで勝率の高い2チームが待ち受けるディビジョンシリーズへと駒を進めます。
5試合制(3戦先勝)で行われるディビジョンシリーズを勝ち抜いた2チームが、リーグチャンピオンシップシリーズに進出。続いて行われる7試合制(4戦先勝)リーグチャンピオンシップシリーズでリーグチャンピオンが決まります。ワールドシリーズでは、そのリーグチャンピオンシップを勝ち抜いた2チームが激突するのです。
ワールドシリーズのルールと仕組み
ワールドシリーズ出場の条件
ワールドシリーズには、リーグチャンピオンシップシリーズを勝ち抜いたリーグチャンピオンのみが出場できます。
ワールドシリーズの仕組み

ワールドシリーズは7試合制で先に4勝したチームがワールドチャンピオンとなります。どちらかのチームが4勝した時点で以降の試合は開催されません。
レギュラーシーズンで勝率が高いチームにホームアドバンテージが与えられ、第1戦を本拠地でスタートさせます。ホームアドバンテージのあるチームは第1戦、第2戦、第6戦、第7戦で本拠地を使用します。
リーグチャンピオンシップシリーズでは、ワイルドカードでポストシーズンに進出したチームが地区優勝のチームと対戦する場合、地区優勝チームにホームアドバンテージが付与されました。しかしワールドシリーズでこのルールは適用されません。純粋にレギュラーシーズンの勝率によって、ホームアドバンテージが決定するのです。
7試合は2試合、3試合、2試合の順番で球場が入れ替わり、第2戦と第5戦の翌日が移動日(休息日)となります。
2025年ワールドシリーズ進出チーム
ナ・リーグ:未定
ア・リーグ:未定
2025年のポストシーズンの進出チームは未だ公表されていません。
2024年のポストシーズンは以下の進出チームでした。
ドジャースが10月20日(日本時間10月21日)メッツとの優勝決定シリーズ第6戦に勝利し4勝2敗で4年ぶりのリーグ優勝を決め、ア・リーグの覇者ヤンキースと43年ぶりのワールドシリーズでの激突が決まりました。ドジャースとヤンキースの顔合わせはWS史上最多の12度目となります。過去の対戦成績はドジャース3勝8敗、LA移転後は2勝2敗です。
2025年ワールドシリーズ 出場チーム
ア・リーグ優勝チーム vs ナ・リーグ優勝チーム
2025年ワールドシリーズ 日程
第1戦:10月24日(金)※成績優位リーグの優勝チーム本拠地
第2戦:10月25日(土)
第3戦:10月27日(月)
第4戦:10月28日(火)
第5戦:10月29日(水)
第6戦:10月31日(金)
第7戦:11月1日(土)
休養日:第2戦後=10月26日(日)、第5戦後=10月30日(木)
ワールドシリーズ歴代優勝チーム
優勝回数の最多はヤンキースでその数は27回にものぼります。2位がセントルイス・カージナルスの11回となっており、10回以上ワールドチャンピオンに輝いたのはこの2チームだけです。以下、9回でレッドソックス、アスレチックスと続きます。
また、2024年のMLBワールドシリーズでは、ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースが対戦し、ドジャースが4勝1敗でシリーズを制し、5年ぶり8回目のワールドシリーズ優勝を果たしました。これにより、ドジャースのワールドシリーズ優勝回数は歴代5位タイとなりました。これは、サンフランシスコ・ジャイアンツと並ぶ記録です。一方で出場回数は22回でヤンキースの41回に次ぐ2位の記録となっています。